学歴

今日は、受験シーズンということもあり、「学歴」について話したいと思います。
(写真はテーマと関係ありません^^;)


この前パースに行った時の話の続きになりますが・・・
パースで暮らしているファミリーってどんな人たち??

わたしの印象では、「人を学歴で判断しない人たち」だと感じました!

あちらでは、学歴よりも、社会でどれだけ役立ちたい気持ちがあるか、それに伴うスキルと体力があるか?ということが重要視されているんだな~と感じます。

あちらでも小学校の後に子供たちに習い事をさせていて、子どもたちが放課後忙しそうなのは日本と同じだな~と思いましたが、違うことは、習わせていることが、スイミング、体操、空手、ダンスなどが人気で、塾などのお勉強系は存在しないらしい??勉強も大事だが、すべての土台となる体を先に鍛えることが第一と考えられているようです。


また、あちらでは大きくなると本気の殴り合いになることもあるらしく、武道などで護身術を磨かせたいと思う親も多く、また、海が身近なので溺れないように、スイミングスキルも重視されているようです。

学歴がそれほど重視されないという事実を、そういえば、日本でも外資系企業の中で見かけたことがあります。

世界的に有名な一流外資系企業の東京支社の人事部で派遣として働いていた時のことです。社員のプロファイルデータを入力するという単純作業でした。そのとき、高卒の人も大卒の人も同じように正社員として第一線で働いたことを知り、衝撃的でした!!また留学経験がなくても、学歴にインパクトがなくても、英語のスキルがスゴイ人がいて、外資系で正社員として働いていました。それはその人たちに特殊なスキルがあるから!!そうなるためには、ものすごい努力をされたと思います。

逆に、いい学歴があっても、留学しても、英語がそこそこ話せても、スキルがなかったら仕事がない。

私は新卒で採用された会社を2年で辞めた後、外資系企業の派遣ばかり選んで就職しましたが、そこで役立ったのは大学でしたことよりも、独学で得たパソコンスキルと大学以外で通った英語専門学校などで得たスキルでした。大学にかけたお金と時間を、より専門的なことが学べる大学か、または専門学校にかけていたら、もっともっと道が開けただろうと思います。

我が子に教えたいことは、努力とお金と時間は、「学歴」をゲットするためにかけるのではなくて、「役立つスキル」のためにかける方がいいよ、ということです。(親は自分が出来なかったことを子どもにさせたがるものですよね (笑))

 

今日、ここで一番伝えたいことは、

「学歴がそれほど重視されない世界があること」
肝心なのは中身!体力!


学歴反対~!と言っているわけではなくて、目標のために必要な学校に入るために頑張ることは有意義だと思います!

 

わたしはよく考えもせず、ただ就職難を恐れ、高校卒業してから1浪して偏差値40台から60台に上げ、どうにかこうにか知名度のある大学に入ることができました。確かに就職のパスポートは得たと思います。

 

しかし、今振り返ってみると、そのパスポートは、「学歴や見た目で人を判断し、中身を見ない採用者にしか有効でないパスポート」だったと思います!

もちろん、学歴で採用して正解のこともあると思いますが、やっぱり学歴だけでは人は判断できないと思います。

 

応募者が多くて採用者さんたちも書類をさばくのに学歴をはじめに見るのが早いと思うのでしょうが、人をそんな風にブランド品のように選んでおいて、新入社員が自分の期待通りに動かなかったり、実は学歴から想像できないほどのアホだったり、すぐ辞められてしまったりしたら、「〇〇大学は使い物にならん」なんて周囲に言いふらすんだそうですが、採用するときに見抜けたらよかったですよね。

 

最近の若い子たちは、もしかしたら本当にアホでプライドが高い子が多いのかもしれませんが、それでも、「人の使い物」になることよりも、もっと違ったことを目指している子が増えてきたのかもしれません。(わたしは歳とっているけれど、アホな上プライドが高いな^^;)

日本の昔の教育は、支配する側にとって都合のいい人を育てる教育に思えたことがあります。支配する側というのは、親だったり先生だったり先輩だったり上司だったり、環境によって変わりますが、従順で謙虚であまり意見を言わない人が多ければ統括しやすかったと思います。

最近、周りから、「最近の若い子は、出来ないくせにプライドが高くて困る」なんていう話を聞くと、私は個人的にプライドや自信を持つ若い子が増えてきたのだな~と感じ、こう言うと多くの人から反感をかうとは思いますが、それはとても良いことだと思います。

 

誰に何と言われても気にしないで自分に自信を持てたら、誰かに何か言われて自信を無くすよりも幸せだと思います!優秀であるかそうでないかよりも、幸せを感じられるか、感じられないか、ということで人生はだいぶ変わると思うんですよ。


近頃の若者は扱いにくい、統制しにくい、という話を聞くと、いいぞいいぞ~!と思ってしまいます。
そう聞くと、親や先生たちの子どもへの接し方もだんだん昔と変わって民主的になって来ていているのだろうなと思います。

会社をすぐ辞めてしまった若い子がその後どんな道を歩んだか??
それを見てみたら、意外と、辞める前よりも自分らしく楽しく幸せな人生を送っているかもしれませんよ!


そんな若者たちが、どんな新しい日本を創るだろう??
良くも悪くもでるでしょうが、日本は昔と同じではない、変わって行くだろう!!ということは確かですよね!

学歴差別を排除するために「学校名を書かないでください」とあえて指定する企業もあるそうです。そのような企業が増えればいいなと思っています。

今日は非常にセンシティブなことを書きましたので、多くの方からお叱りを受けるかもしれません。
反対意見から新しいことを学ぶこともあります。
ですので、ぜひ、皆さんの意見もお聞かせいただきたいと思います!